高齢出産で考えておきたい将来のお金のリスク

高齢出産には生む時のリスクがありますが、それとは別に、将来のお金のリスクも考えておく必要があります。たとえば35歳で子どもを出産した場合、子どもが大学生(20歳ごろ)は両親の年齢が55歳になっているということです。一般に子どもが大学の時期はお金を貯めるのは困難で家計収支がマイナスという家計が多いのも事実。その時期にお金を貯めることができないというのであれば、夫婦の老後の生活に影が差します。

人生におけるお金のタメ時は?

一般に人生においてお金を貯めることができる時期は「独身・夫婦二人生活時」「子どもの出産~小学校低学年くらいまで」「子どもが独立した後」という3回のタイミングがあるとされています。

特に3回目の「子どもが独立した後」というのは夫婦の老後のお金を貯めるための大切な時期になります。
ところが、前述のように高齢出産となると、三回目のタメ期にお金を貯めるのが難しくなります。

たとえば「大学でかかる教育費・学費」によると、大学生の子ども一人当たりにかかる費用は国立大学(自宅通い)の約500万円から私立理系(下宿)の約1300万円とどのようなケースであっても多額の費用を用意する必要があります。

奨学金のような制度をつかったとしても家計にとってはかなり厳しいことになりそうです。実際に多くの過程において子どもが大学生の時期は貯金をするいうよりも貯金を取り崩すという赤字に陥ることが多いとされています。

そして子どもが独立してお金がかからなくなることで一気に家計負担が軽くなり、家計収支は大きく改善、貯金できるような経済状況になるわけです。

だからといって、無駄遣いができるわけではありません。差し迫っている老後の為にも貯金をする必要性があります。

 

年金だけでは無理

老後に必要なお金はいくらかのか?老後費用」によると、ゆとりある老後を送るためには夫婦でおよそ3000万円の貯金が公的年金以外に必要と言われています(モデルケース)。
3000万円は多いにしても、「老後の生活費>年金収入」となるのは確実で、老後は貯金を取り崩して生活していく必要があります。そのためには貯金が大切です。

老後前の「子どもが独立してから定年退職まで」の期間は、その老後のためにもお金を貯めなければならない時期なのです。

 

3回目のタメ期に貯められない場合

現在、晩産化(ばんさんか)と呼ばれる状況が進んでいます。
文字通り子どもを産む年齢が上がってきているのです。

進む晩婚化と晩産化で知っておきたい妊娠率低下・不妊症の関係」でも書いたとおり、第1が産まれた年齢の統計では昭和55年は26.4歳から平成24年は30.3歳と約4年も後ろに進んでいます。

統計はあくまでも平均ですので、実際にはもっと高齢で初産を迎える方も多いでしょう。特に40歳以降に初産を迎えるようなご家庭だと、3回目のタメ期を活用して老後のお金を貯めることが難しいという事実があります。

ただし、救いといえるのは、そうなることが事前に想像することができることです。
子どもの年齢を考えて高校進学時の自分たちの年齢、大学進学時の自分たちの年齢というものは簡単に逆算することができます。

となれば、自分たち夫婦にとっては人生3回目のタメ期を活用できないということになるわけですから、それまでの間にその分をカバーするだけの貯金(貯蓄)を行えばいいのです。

特に人生において高額な消費となるものは「教育費」「住宅費」「自動車関連諸費用」「保険料」などです。

自分たちの状況を知ることで、それに応じた対策をとることができます。なお、貯金に関する方法ややり方などについては「今すぐ始める貯金!お金の貯め方、賢い貯金術」のサイトで貯金術などについて紹介されているのでご覧ください。

 

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妊活マガジン編集部

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