まずは、知って欲しい 「卵子の数・質、不妊原因」

妊活を始めるにあたって、卵子の数や卵子の質、不妊となる原因についての正しい知識を持っておくことは大切です。まずは、知って欲しい 「卵子の数・質、不妊原因」として、こうした妊娠にまつわる基本知識を紹介していきます。

卵子の数

女性は胎児期(妊娠6~7カ月頃)に卵子のもととなる原始卵胞を約700万個持っています。驚くことにその数は、出生時に約200万個に減少します。その後も一生を通して、卵子が増えることはありません。さらに初経を迎えるころには約30万個にまで減少し、以降、毎月300~1000個の卵子が消失していきます。そして排卵される卵子がなくなる時を閉経といいます。初経後、毎月300~1000個の卵子が準備されますが、最終的に排卵予定の1個の卵子が選ばれるまで、段階を経てそれ以外の卵子はすべて捨てられてしまいます。

ただし、毎月300~1000個の卵子が準備されるのは、32歳ごろまで。以降は、準備される卵子の数も減少し、35歳を超え37歳ごろには約100個、40歳ごろで約50個、43歳をすぎる頃には数個程度の準備しかなされません。しかも、年齢を重ねるごとに選ばれる過程での卵子の数も少なくなり、最終的に排卵されないこともあります。

 

卵子の質

卵子の質という観点からは、卵子内のミトコンドリア(細胞内小器官)の存在に大きく左右されます。ミトコンドリアは、酸素や栄養を元に、細胞が生きていくためのエネルギーを作り出します。卵子は、このエネルギーをもとに活動しながら、排卵される日を待っています。卵子の質の鍵は、このミトコンドリアのAgingです。「働き続けたミトコンドリアが疲れること=卵子のAging」ということになります。

Agingの影響としてあげられるものの1つが、先天異常です。年齢を重ねる毎に先天異常児の出生確率は上昇します。このことは、高齢で妊娠を希望する場合に最もじっくり考えたいことの1つと言えます。

 

不妊症の原因

「不妊症というと、女性側に原因があるように思われがちですが、実はそうではなく、女性因子が3割、男性因子が3割、両者共に原因があるカップルが3割と言われています。

 

【女性因子】

排卵因子・卵管因子・子宮因子、この3つの因子で全体の約8割を占めます。他、頸管因子、性交障害、不明(機能性因子)が挙げられます。

この中で、卵管因子の原因となる「子宮内膜症」は、若い女性でも不妊症の要因となる非常に危険な病気です。酷い月経痛がある場合に、「痛いのは当たり前」、「この時期だけのことだから」、「薬を飲んでしのごう」、などと考えるのではなく、危険な身体のサインとして、早い段階で専門医に相談することが、その後の不妊症へのリスクを減らす一番の手立てとなります。

 

【男性因子】

精液検査不良、性交障害

男性の不妊症は精液検査を行わないと見つけられません。不妊症を疑った時には早い時期に検査を行う事です。また、性衝動がおきないED(性交障害)も男女ともに不妊原因の1つとして挙げられます。

 

昔と比べ、現代は男女ともに興味があることが増えすぎ、それが要因となっての障害とも考えられています。

 

 

一般的に、女性が出産に適した年齢は、20代前半と言われています。30代に入ると、卵子の数が急速に減少し始め、35歳をすぎた頃から更に減少を続け、40代に入ると、妊娠の可能性は、数パーセント、その後、年々、限りなく0パーセントに近づいていくと言われています。反面、男性の受精能力に年齢はあまり影響しません。男性不妊でない限り、50代・60代でも十分に可能性はあるということです。それは、精子がその都度つくられる、ということに起因しています。

 

現在、女性のライフスタイルは多様化し、それに伴い、晩婚化・晩産化が進んでいます。

いつかは結婚したいが、「今ではない」、いつかは産みたいが、「今ではない」、仕事との両立を懸念する女性も多く、少子化問題などの社会問題化している現状も深刻です。

(ラ・シゴーニュ取材記事より)

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